言語聴覚士と神経心理学

言語聴覚士が神経心理学に関することを徒然なるままにつづるブログです

ブログ開始のごあいさつ~臨床にもっと神経心理学を~

はじめまして

karashirenkonと申します。

言語聴覚士という仕事をしています。

 

言語聴覚士という仕事をご存知の方はどのくらいいらっしゃるでしょうか?

ことばを聞くこと、ことばを理解すること、ことばを話すこと、食べたり飲みこんだりすることに困っている方に対し、それらの機能の評価やリハビリを行う仕事です。

 

これらの障害を主に、大学院で研究してきた神経心理学を生かして、言語聴覚士の先輩方や医師をはじめとする他の医療者、そして患者さんからさまざまなことを教わりながら、ほそぼそと臨床に関わったり研究したりしています。

 

では神経心理学とは?

 

ざっくり説明すると、上記で挙げたような認知・行動面の障害を、脳の機能から研究する学問です。

言語聴覚士にとっても重要な学問ですが、臨床の現場では必ずしも神経心理学の考え方が十分浸透していなかったり、苦手と感じている人もいたりすると感じています。

 

そこで言語聴覚士の立場から神経心理学に関するお話をいろいろつづっていくことで、言語聴覚士を目指す方や現役の言語聴覚士の方に、少しでもお役に立てればと考えております。

 

特に私が仕事や研究で対象としている神経心理学的検査について、少し多めにお話していこうと思います。